4月から食品(加工商品)への「無添加」「不使用」等の表示が禁止となりました。
ご存じでしたか?
そんなに気にしてなかった?
私は年間の仕事の半分程度が食品関連のクライアントなので今回の表示制度改正は気になっていました。
と言いますのも、私のクライアントは皆さん弛まぬ努力と情熱で、出来る限り添加物を使わず、健康に寄与し安全であろうという気持ちで技術を磨いて商品開発を行っている方々ばかり。
パッケージデザインや商品PRに関しても、添加物をたくさん使っている企業の商品と比較したり、独自に商品の良さをアピールしていました。
それが一切使えなくなるのか?
聞かれるのは「大手企業の添加物たっぷり商品を売りやすくするためなんでしょうね」という意見もあります。これが真実かどうかは分かりませんし、「そうだよ」という人はいないでしょう。
そもそも認可されている添加物すら使わずに努力していく企業も多いわけですが、それら企業が「〇〇不使用」というまっとうな表示も出来ないようです。
一方で「○○防止剤の×××は使用していません」と書くことはOKだという記事もあり、デザインをする者としては明確にどれがダメでどれならOKなのかが分からない状態です。
こうなると、リデザインをした企業はとりあえず毎回保健所に赴き、表示の合否をいただいた上で進めていく必要がありそうです。
では、私たち消費者はどうやって安心して食品を選んでいくのでしょうか?
もう、知識武装しかないかもしれません。
どんな添加物がどんな作用を起こすのか?
添加物がすべて危険という訳ではありませんし、現代の食品加工に欠かせない添加物もあります。そうした物の存在を消費者が理解を深めていくことが大切なのかもしれません。
ちなみにですが、スマートフォンのアプリでは、商品のバーコードをカメラでスキャンして添加物の含有度合いで判定するものもあります。
私はそれをインストールして時々、スキャンしています。
添加物は危険ではない という方もいらっしゃいますし、私もそれは否定しません。
添加物たっぷりの食品を毎日バクバク食べていますが、健康診断は問題ゼロでした。
ただ、気に留めて商品を選ぶという消費者の権利は奪わないでほしいなと思います。
出来るだけ添加物の少ない(不使用)商品を選びたい人も多いです。
規制するばかりではなく、選ぶための情報提供や学びの機会を増やしていくことも大切だし、それこそ、企業の側から自社製品のアピールを強く出すべきじゃないかと思います。
そうしないと、日本の食品は、ほんとつまらないモノばかりになってしまいそうで、
個人的には今回の改正は すごくイヤなんですけどね。
以上です。
食品メーカーの皆さん、一緒に頑張りましょう!
プラネット・プランター ハザマ
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